怪物物語---Monster story---

「大丈夫よっ!!あなたには
もっといい技があるじゃない!!」




セリィはニコッと笑った。

セリィのいっている技というのは
ブーメランのようにナイフを
自分の手元に戻らせることができる。
この技ができるまで5年かかった。




「ええ…あれは完璧にできるから
いいわ。でも、この技は……」




赤い点を見つめる私。




「それに、実際、怪物の目は
この赤い点よりもうちょっと
ちっさいわよね…」




「そう……ちっさいの」




そこが一番の悩み。
この板の赤い点でも端だったのに
これより小さい目にどうやって
集中させるのか…って話。




絶対、これははずれる…。




「そろそろ、向かわなくちゃね。
街が荒れてるわ」




私は深呼吸をして
みんなに呼びかけをした。




「みんな!準備して」




すると、みんなはすぐにサッと
準備をすることができた。




「それでは…神に無事を祈って
参りましょう!」




私達はいっせいに出動した。




私と同様ナイフを使う人は
何人かいる。その人達とは
一緒に行動することになっている。

その中には、カリスもいる。




私は走りながらカリスに話しかけた




「カリス。気分はどう?」




「んー、まぁまぁってとこかしら…」




すると、怪物を見つけて
カリスが叫んだ




「あらまぁ!!今日の怪物ちゃんは
お・と・こ・の・こ・♡なのねっ!」




怪物の性別の見分け方はひとつ。
男は弱点の目が1つしかない。
それに対して女は2つ。




今回の怪物は1つしかなかった。




「にししし…!こらしめてやらぁ」




そういうとカリスはナイフを
持ったままヒュンッと高く
ジャンプをした。




私達みんな、空高くジャンプできる
っていう不思議な靴をはいている。




バシュッッッッッッッ




カリスが怪物の目にナイフを刺した。




意外と悲惨ね……。




「それじゃあ次行くわよ」




こんな怪物が街の中に
何体もいたら、本当面倒。
今日は…役30体ぐらいかな…




家や建物が壊される前に
はやくいかなきゃ…。




私達は走り続けた。




「みーつっけたっ♪」




私はなぜか自分が潰したい
と思う怪物を見つけるとテンションが
あがる。だからか、みんなには
クールなのに、急に暴れ出す
おかしな人…と捉えられている。




「今日のおもちゃは、キミだ」




ふふっ…。
毎度気に入った怪物を見ると
この言葉が出てくる。




シュッッッッ…




私は思いっきりジャンプする。

靴の力で倍になって
ジャンプ力がアップする…。




ふっ…たーのしっ




シュルルルルルルルルルル…




上まで行ったら私は
ナイフをブーメランにした。
ま、ナイフそのものを
ブーメランとして扱ってるだけ…
だけどね。




「ゔぁ……ぐぁ…」




こいつらの鳴き声、変だよな




「んふふっ……♪」




私は倒した怪物をじっと見つめる。

すると、トントンと肩を
叩かれた。




「スティーラ。すごいけど……
テンションあがりすぎ。
あんたいっつも酔っ払いの
おじさんになるよね〜」




カリスか。





私はカリスに肩をトントン
されたからか、胸のドキドキは
収まっていた。




楽しい…な…。




それでもまだ、そう思う。