『久々に楽しませてもらおうか』


羚櫻は上唇を舐めると
暗闇の中に姿を消した


部屋に残された執事は
フゥと 息を吐いて
さっき 羚櫻が灰と化したびんを
片付ける。



我が国のトップに君臨する彼こそが
羚櫻様

冷酷で残酷な我らがトップ

そのトップが150年ぶりに何かに
興味を示した。


そんな我らは 吸血鬼ー…