「ア……ン。お前……の、せい……じゃない。君を……守りたかった……だけだ。」
「……リダ!!」
いや!!
お願いリダ、いなくならないで!!
「嫌だ!!リダ!!……私を置いて行かないで!!」
「……アン。あいし……て……る。」
「うっ……ぁ……あぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ぐったりと目を閉じ、ピクリとも動かなくなった愛する人を抱きしめ、空に向かって泣き叫んだ。
この時だった。
心の支えを失い、ガシャーン!!と大きな音を立てて、今にも崩れてしまいそうだったアンの心は壊れたんだ。
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