「あのさ…なんか奢る」 「はぁ?」 恵は私がいきなりそんな事を言ったので 意味が分からないと言う顔をしている。 「なんで?」 「いや今日は 恵を楽しませなきゃいけなかったのに 私が楽しんじゃったから」 「なんだそうゆうこと。 別にいいよ」 「ダメだって」 「俺はお前が楽しんでくれて 素直に嬉しいし。 それじゃダメなの?」