「じゃ行くぞ」 恵はそう言って私のてを握ってきた。 「え?ちょ、ちょっと!」 「なに?」 「なにって…手!」 なんでそんなに冷静なの?! 私は顔真っ赤だ。 「今日は一日デートつったろ? お前は大人しく俺の隣にいればいいんだよ」 なっ… なんちゅう俺様自己中男なの? まぁ私がなんでもお礼するって 言ったんだけども。 心臓破裂しそう… 恵が見れないように 腰まである長い髪で顔を隠した。 手汗絶対ヤバイよ…