「御子柴…実侑ちゃん、ですか?」 茜が産まれてから3ヶ月たった。 式が終わって 茜ももう退院して大丈夫になった。 注射も検査もしてどこも異常なし。 元気な赤ちゃんに育ってくれた。 年も明けて お正月ももうすぐ終わるような時期。 いつものように家で茜の世話をしていると 1人の女性が私を訪ねてきた。 私は忘れていたのだ。 あの、女の人の存在を____