空恋 ~君が残したメッセージ~





「絶対幸せにします!」





瞬はさっきよりももっと深く頭を下げて

横にいる私の手をぎゅっと繋いだ。




本当に嬉しくて

私の涙は全然止まってくれなかった。




お父様の部屋を出た後も

泣き止められなくて

必死に涙を止めようとする私と

一緒に拭いてくれた。




____ねえ瞬…どうしてさっき怖い顔をしていたの?



瞬に私の手を引いてもらって

自分の部屋に着いた瞬間、

瞬は私の手を強く引っ張って

視界が暗くなった。