「…どうしたの?」 息切れがなくなって落ち着いた頃に 瞬は私を見つめて聞いてきた。 ゴクッと、息を飲む音が部屋中に響く。 私は覚悟を決め瞬を見つめ返した。 「…お腹に赤ちゃんがいるの」 でも言う直前に怖くなって 目線を下にずらした。 「瞬と私の子だよ」