空恋 ~君が残したメッセージ~






「…後悔しても知らないからね」




瞬はそれだけ言って私を抱っこして


ベッドにそっと寝かせた。




私と瞬の目線が絡まると


優しくとろけるような


甘い甘いキスで私を虜にされた。




これが初めてのキス。



私と瞬が大人になった瞬間。




その後


私は大人の階段を何段階か上がった。




痛い衝撃はあったけど


瞬の顔と声と匂いとその全てが


その衝撃を消してくれた。