男の子は登りきると 私の頭を触ってまだ子供の小さな手で 撫でてきた。 わたしもその頃は子供だったので 自分より一回り大きい手で撫でられるのは 父親以外初だった。 そしてまた、 さっきの笑顔で笑ったんだ。 …これが私と茜の父親との出会い。 これが私と瞬の初めだった。