「……あお…」 「…夜、毎晩電話するから。季蛍から掛けてくれたっていい。 寂しくなったら電話して。」 もう一度抱きしめた腕の中の季蛍。 いつもより離したくないと思った。 いや、この時の離したくない、は……… 一生離さないからな、の方じゃなくて。 抱きしめた体を離したくない、の方。