あぁ、疲れたー…なんて思いながら帰宅。
昨日から微熱を出して寝込んでいるだろうと思われる凜。
たけど、病院に行かないと言い張る凜だから、熱が上がっていてもおかしくないんだが。
喉が痛いやら、頭が痛いやら、昨日から言っていた凜が不安だ。
寝室を開けると、布団にくるまって寝ている凜がいた。
「おーい。凜」
布団を剥がすと、額に汗をかいて、う~んと唸る凜。
「……凜?」
「芙羽…?おかえり」
「ただいま。…体調どう?」
「………悪い」
「凜。汗かいてるから着替える?」
「……お風呂入りたい」
「熱計ってみる?」
「………うん」