「なんかね、すごく大きなのがあるんだけど。それちょっと高めなんだけどね。 でもせっかくの年に一度の記念日なんだからちいよね?」 「………あのさ。」 「何?」 「年に一度の記念日に悪いんだけど…」 「……えっ」 さっきの笑顔が一瞬にして引いたのがわかる。 「……俺、明後日から出張でさ」