「処方箋は書くからさ。…でもちゃんと診察受けてからな」







「……わかりました」








隣に座る季蛍の頭に手を置いて








「季蛍も気温の変化に弱いんだから。気をつけろよ」












「大丈夫だよ…。」











「大丈夫じゃないから心配してるの。」










「………うん、気をつける。」










「ん。……黙ってることがないように?」










「ちゃんと蒼に言う。」










「そ。……信じてるから、季蛍のこと」











微笑めば、季蛍も頷いて微笑んだ。