「……これじゃどうしようもないよ」 ため息をついて床を足で軽く蹴り、クルクル椅子を回す。 「……なぁー、高島ーちょっともっかい熱計ってくんない?」 「……くんないです。」 「もー。……何かしらしてくんないとさ、どうしようもないよ」 「どうもしなくていいですよ」 「そういう訳には行かないだろ?放っておくことできないんだから。」 「……」