用事を済ませて医局へ戻ろうとしたとき、とある部屋が騒がしい。 看護師2人がザワザワしている。 おまけに季蛍がその部屋から飛び出してきたから、何事かと思った。 走ろうとする季蛍の腕を掴んで 「どうした?」 と聞けば、 「あっ、蒼」 と足を止めて、部屋を指差す季蛍。 「高島先生が」