「高島、ほら」 机のペン立てに刺さっていた体温計を取って高島に差し出す。 「……え?」 「計ってみて」 渋々受け取り、首を傾げる高島を見てまたファイルに目を戻す。 「蒼先生………。なんで体温計………」 「計ってみて。」 「何でですか?」 「熱がある気がするから」 「ある訳ないじゃないですか。」 「……高島だって気づいてんだろ?」 「…………」