椅子に座らせられて、ホクホクと湯気をたてた美味しそうな卵粥が置かれる。 美味しそう、とは思っても食欲がなくて食べる気がしない。 「はい。……食べて」 スプーンが渡されて、少し掬うけど、口には運ばなかった。 向かいに座った蒼が、仕事途中であったであろうパソコンに目を向ける。 「……食べないと薬飲めないよー」 パソコンに目を向けつつ、私に言う蒼。