「………はぁ」 咳のしすぎで辛くなって、ため息一つつく。 「……じゃあー…薬出しとくからね。季蛍」 頷いて蒼が渡してくれたタオルをまた口に当てる。 「熱が出そうな気配。」 ベッドに座って腕組みする蒼がぽつりと呟く。 「出る訳ない」 微かな声で言ったからまた気づいてもらえず。 「……あ、高島ありがとう。」 「いえ…。」 腕時計を見た蒼が、 「もう帰ろ。……早く薬飲みたいだろ。」 と、また抱え上げられ。 「じゃあお疲れー」 「お疲れ様ですー」