「……帰るとき高島が薬出してくれるって。な」 白衣のポケットに手をつっこんでいた蒼が、高島先生を肘で軽くつつくと、 「あ、あぁ。出します」 と言う。 「俺が外来代わるから。季蛍は医局で仕事してろ」 そんなことできない、を言うことができない。 「いいから。」 と軽く微笑んで医局を出て行く蒼。 申し訳ない……………。