翌朝、コンビニ経由で病院に出勤する私。
薬を飲み込んだものの、いっこうに治まる気配はない。
医局へ入ると既にファイルに目を通している高島先生がいた。
「…あー季蛍おはよ」
とりあえず頷く。
「………どうした?」
「……こ……………が………掠…」
「…は?」
「声が…………掠れて…………」
本当に聞こえない声で言うから、高島先生は首を傾げる。
「……風邪引いてんの?」
ブンブン首を振って、
「喉が……ッゲホゲホ」
ケホケホしていた咳も、ついにはゲホゲホな咳にかわった。
「…咳が酷くて声が出ないの。」
高島先生が言うから、思いっきり頷く。


