あれから数日。 相変わらず季蛍は、精神的に不安定な日々が続いた。 仕事には出るものの、突然の声かけにビビったり、たまに泣き出すこともしばしば。 ただでさえ精神的に不安定になりやすい季蛍に、何度も辛い過去を思い出させるようなことをすれば… そのたびに… 季蛍の心が崩れていく。 怖いけど仕事に出なきゃいけなくて。 仕事に出るけど、思い出した過去は忘れられなくて。 そんな毎日が続いた。