「かーおーりちゃん。」






無理に抱き上げた果織ちゃんは、港に腕を伸ばすけど







「じゃ、果織ちゃん検査頑張ってね~」








と去るから、俺と目を合わせない果織ちゃん。









「……脱走してー。検査サボってもいいことないよ?

全く。……じゃあ行こうね、検査」









「やだ…」







とか言いつつ、俺の胸に体を預ける果織ちゃん。