───「あ、起きた?」 「………」 俺が仕事から帰って一時間。 ようやく季蛍がリビングへ来た。 「お粥作ってある。食べよう、そこ座って」 ぼーっとする季蛍が椅子に座る。 どうやら薬を飲んだばかりで、眠たいらしい。 それでぼーっとしてるんだって。