───翌朝






「……誰だ?7度って嘘ついて病院でぶっ倒れた奴」







「…………あ、蒼」








目覚めた季蛍の額に手を触れてみる。








「今日どうする?」








「家で寝てる。……仕事休みだもん」









「そう。薬飲んで寝てて。……辛くなったら連絡頂戴」








「……うん」









「じゃ、行ってくるよ」









「いってらっしゃい」