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季蛍がお風呂へ行ってから数10分。









携帯が鳴る。









「はい?」








「あ、蒼さ、」









「港?」









「あ、うん。……今、大丈夫?」









「大丈夫。何?呼び出し?」









「それがさ。…今、内科に回れる人がいないのと。

それと今、果織ちゃんが今長い発作起こしてて。






……高島が診てたんだけど、蒼呼んだ方がいいかもしれないって。






…できれば季蛍さんも呼んでくれるといいんだけど。患者さんが今の時間帯に珍しくピーク迎えてて」









「…あー…季蛍………………」









「もしかして今ダメだったりする?」









「……ちょっと熱があるだけなんだけど」










「そう、じゃあ来れそうなら連れてきてほしい。ちなみに高島の伝言な。



あ、切るよ。………じゃ」









「わかった、今行く」