「何も食べてないから気持ち悪いんじゃないのか?」 季蛍の隣に椅子を持ってきて腰をかける。 「そんなことないもん……」 「…今日、高島に診てもらおう。…熱高いし、気持ち悪いならなおさらだよ」 「やだ……。」 「季蛍…。とにかく、今日は帰るとき寄るからな。高島んとこ。だから寝てろ」 「……………おやすみ」 また布団を丸被りする季蛍。 「…うん、おやすみ。」