「……ほんと、どうしよ、離婚とか言われたら」 「…………」 「蒼が私を離したの初めてだし、蒼なら離婚しようなんて簡単に今なら言うかもしれない!! ……でも、もう蒼怒りきってるし…」 「………」 「離れたくないのに……離れたくないのに、私ばっかワガママ言って、いつも困らせて…助けてくれるの蒼だし。 いつも………結婚してから私が蒼助けた事なんてないし…。 もちろん蒼の支えになったことなんて…一度もないのに………………」 ハンカチで顔を覆って泣き出す季蛍。