「陽さんごめんねー。」 と、微笑んだ蒼は高島の額にデコピン。 「起きろって。……ほら、隣の部屋行って。後で行くから」 額を押さえながら、怠そうに目を開けた高島が 「……んんぁ」 と起きあがろうとするけど、またベッドに戻る。 これには苦笑いな蒼。 「あー……いいよ。陽椅子に座らせるから」 「いや、」 「逃げるから。陽。……俺の膝上に乗せる」 「………そう?」