受付をしている間も、陽を抱えたまま。





至難の業だけど…。抱えながら受付って…







俺の胸元に顔をうずめた陽が、背中のワイシャツをぎゅっと握りしめている。







「………」







頭痛のピークがくると、俺のワイシャツを引っ張ったりして痛みを我慢する陽。








………見てるだけで辛い。









「もッ……ちゃんと寝るから…」








俺の目を涙目で見つめながら言う陽。








「……ちゃんと寝るし、食べるから…



もう、痛いのやだッ……………」










ついにはワイシャツを握りしめていた手もは離れ、腕の中でぐったり……。