受付をしている間も、陽を抱えたまま。
至難の業だけど…。抱えながら受付って…
俺の胸元に顔をうずめた陽が、背中のワイシャツをぎゅっと握りしめている。
「………」
頭痛のピークがくると、俺のワイシャツを引っ張ったりして痛みを我慢する陽。
………見てるだけで辛い。
「もッ……ちゃんと寝るから…」
俺の目を涙目で見つめながら言う陽。
「……ちゃんと寝るし、食べるから…
もう、痛いのやだッ……………」
ついにはワイシャツを握りしめていた手もは離れ、腕の中でぐったり……。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…