病院につくと、医局の中のある固まりは盛り上がっている。 「おはよ」 「あっ。蒼先生おはようございます」 「蒼おはよー」 高島と芙羽が振り向き、夏野と港が二人でコソコソと話している。 「……何話してんの?」 「……結婚の話」 と芙羽。 「は?結婚?………誰か結婚すんの?」 「………」 「………」 その言葉に夏野と港が振り向いて、芙羽もニヤニヤする。 「………え?何?」 「…」 「へ?」 「そう。結婚すんの。」 芙羽が言うから、 「……え、誰が?」