最近の夏来は、前に増していろんなことに興味津々。
好奇心旺盛だ。
愛優を弄るのをやめたら、今度はキッチンへ向かう夏来。
慌てて追いかけ、夏を抱き上げる。
「なーつ。……だめ、あっち危ないから」
「ぱぁぱー…」
パソコンをやる俺の腕の中で、もがく夏来。
……なにしでかすかわかんないから、怖い。
「……ぱぁぱ、ポッチー」
と、いろんなところを押そうとするから、慌てて夏来の手を阻止。
「……はぁー。だめだよ、夏来」
「ぱぁぱ!!」
「何?」
「うぃー」
ワイシャツのボタンで遊んでキャッキャと喜ぶ夏来だから、まだ子供だな…と当たり前のことで納得。
「……ぼーたん」
「ボタンね」
「ぼたーん」
「ボタンね」
「ボタンね」
「………じゃない。パパの真似じゃなくて、これはボタンだよ」
「こえ(これ)ぼたんだよ?」
「………………」