「そ、それにあんなとこで聴診する蒼もバカ」






「………だって心配だったんだから。酷かったら病院行こうと思ってた。


……どうする?病院」








「行かないに決まってんじゃん」








「………じゃあ家帰って熱計ろ」








「……ん。」







季蛍を助手席に乗せて、家へと向かう。





















「……でも、たまにはしてほしい」








「………は?……何を?」









「・・・






……………ちゅ」









「…………。」









運転してなかったら、奪ってたよ。










……季蛍の唇