点滴を刺された陽は、怠さからか眠っていく。 「……ほんと、手のかかる」 無意識に呟いていたことに、蒼が笑って 「皆の奥様方は大変だよな。……いろいろ」 「…うん。ほんと」 「子供みたいだもん。季蛍。やきもちばっかり妬いてさぁ」 「……とか言っといて愛してるもんな。」 「…………まぁ」