その後は、戻したり…荒く呼吸をしたり、ソファに顔をうずめて辛そうにしたり。
そのたびに背中をさすっていた。
でも、いい加減放っておけない所まできた。
「陽。………よっぽど酷くなってきてるから、病院行こう?
……山瀬いないのはわかるけど、蒼がもし外来あったら頼んでみるから。
…蒼ならいいよね?」
「………や」
「ワガママ言わないで。……陽の為を思ってるんだから。戻した限り病院に行かない訳には行かないよね?
…陽もわかってるよね。だから行こう?」
「……車で戻すの嫌」
「大丈夫。……俺もいるし、袋持ってくから。」
「……」


