シャワーで傷口を洗っている間、痛い痛いと叫び声をあげて顔を背ける陽。 見たくないらしい。 「ね、痛い!!もう無理!!」 「だめ。……我慢しろ」 「バカァーっ!!」 陽の背後から、前屈みになって、傷口を洗う俺の服を掴んでくる陽。 「やーめてッ、痛いッ!!」 「陽。……終わった。次手出して。」 「無理無理!!無理」 手首を握って無理矢理、傷口を洗う。 「もッばか!!港知らない!!!」 「いーよ。別に」