パソコンに目をやりながら、陽の帰りを待っていた。 玄関がカチャリと音がして……。 あ、帰ってきた。 「おかえ…」 リビングに入ってきたのは、半泣きの陽。 「……ど、どうしたの?」 「………………転けた」