家に帰るなり、ベッドに倒れ込む蒼。




「…んー」






「ねぇ、大丈夫?」







「……………多分。体温計どこだっけ」







「…はい」








「ん、ありがと。」








「…………」








なんか朝よりひどくなってるのは気のせいかな…?







熱も上がってるみたいだし。








ずっと私の看病してたりして、蒼だって疲れてたよね…。







ピピピピッ ピピピピッ






「はー、やばい。熱上がった」







布団に潜る蒼。







「…平気?」







「ん。……どうだろ。…8度7分だって、ハハ」








「えっ!?すごい上がってるじゃん」








「うん、でも大丈夫。明日には下がってると思う」







「……そんなこと言っても、」








「ほんと、大丈夫」









「……」