「飴、なめ終わったら先生医局戻るけど、果織ちゃん平気?

……点滴さ、抜きたくなったら看護士さん呼んで?


……どうにかしてくれるから。ね」








「……うん。でも看護士さんに怒られるかも」








「大丈夫。看護士さん怖くないでしょ。」








「……うん」








「そしたら俺も行くから。」









果織ちゃんが飴をなめ終わったところで、病室を出て医局へ向かう。