目を瞑る果織ちゃんに点滴を刺して、果織ちゃんの頭を撫でる。 「終わった。……じゃあ薬飲む時間、飴持ってきてあげるね。」 「ありがと、先生」 「……もう外しちゃだめだよ?痛い思いするの嫌でしょ?」 「はーい……」 「じゃあね。」 「蒼先生!!」 「………ん?」 「ごめん……なさい」 「ん?謝ることないでしょ?そんな顔しないの。……あとで病室来るね。何かあったら呼んでいいから」 「………はーい」