仕事はちゃんと、たまっていた分挽回できたのに、未だ疲れやすい体。
と、厳しくなった蒼の目。
髪の毛を乾かして寝ないと、蒼の怒鳴り声が飛ぶ。
ご飯も作るだけで、ほとんど食べないから、蒼に怒られるし。
食べられた方で、ゼリー丸々一個。
「……はぁー」
と、蒼のため息と共に食事を片づける。いつも。
自分の夕飯を済ませた蒼が、いつもキッチンへ向かって野菜雑炊を作ってくれる。
椅子に無理矢理座らされ、食べ終わるまで監視。
でも、結局手をつけないから、蒼に食べさせてもらう羽目になる。
そして病院での食事も、まともにとらないから。
蒼が、いいと言っているのに毎朝早起きして私の昼に食べるお弁当を作ってくれる。
冷凍食品、とかじゃなくて、ちゃんと全部手作りされたお弁当。
野菜のソテーとか、フルーツとか、ミートボールとか。
柔らかいお米とか、ブロッコリーとか…
言ってしまえば野菜ばかり。
あとはお肉、魚…バランスが良すぎて、何も言うことがない。


