「次、喉見せて?」





「苦しくするから嫌です」






「もぅ~、イヤイヤ言わないで?」







圧舌子を持って椅子を寄せる。








「ほら、あーん」






「……季蛍先生、昔からそうやってあーんとか言う。もう中学生ですよ?」







「いいじゃーん。……ほら、あーん」








「……」






イヤイヤ口を開ける唯ちゃんの口に圧舌子を滑り込ませた。