コンコン



ガラガラッ






「季蛍?今いい?」






と、蒼先生が顔を覗かせる。







「いいって」






病室の中に入ると、丁度季蛍がパソコンガン見しているところだった。







「なぁー。高島のことどうにかして」







「なんで?」







後ろに結んだ髪を揺らしながら振り向く季蛍。







「俺は蒼先生の付録ですー、別にいいんですー…とか言ってんの。ネガティブすぎる」







「高島先生、別に蒼の付録じゃないですよ。どちらかというと、蒼が高島先生の本誌?」








「本誌?やっぱり俺付録じゃん!!」








「あッ、ハハ違います。……えっと、本誌じゃなくて、なんでしたっけ。蒼が付録?あれ?んー、わかんないや」








ハハッて笑う季蛍だけど、ハハッじゃないし。