ピピピピッ ピピピピッ 「……7度4分、微妙だなー…」 果織ちゃんを抱き上げた蒼先生。 果織ちゃんは、微熱なのにも関わらず、ぐったりしていて。 「んッゲホゲホゲホ」 「あっ、蒼先生。また果織ちゃん戻してます」 と声を上げる看護士。 蒼先生の腕の中で戻した果織ちゃんに、 「大丈夫だよ。………ちょっとトイレ行こうね」 と声をかけて、看護士と蒼先生が部屋を出ていく。