手を進めない私を、すごい目つきで睨んでくる蒼。
「…見ないで」
「じゃあ食べて」
「…いやだ」
「蒼先生ー。どうぞ、検査結果です」
いつもに増してテンションの高い高島先生。
「うわっ、なんですかこのお弁当?蒼先生が作ったんですか?うわうわー、うわー。すごい」
「………うるさい、高島」
「うっわー。これスゴいですね。美味しそう」
「ちょっとさー。言ってやって。季蛍、全然食べないから」
「え~?なんで食べないの」
私の左側に座って見てくる高島先生。
「高島先生には関係ないじゃないですか」
と、無視したように右に体を向ければ、睨む蒼。
……あぁ、こっちには蒼がいるんだった。


