もう意識が朦朧としている中、廊下から足音が聞こえた。
声を殺して泣き、咳込み。
そしたら、ドアがそーっと開く音がして。
「………起きてる?季蛍さん」
…………港、くん?
どうして港くんがここに?
とか思ってる場合じゃなくて。
ベッドサイドの明かりがつけられて
「……季蛍さん。ちょっと苦しそうだけど、大丈夫?」
布団にくるまる私を軽く叩く港くん。
「……すごい咳き込むの聞こえたけど。廊下に」
「…ッゲホ」
「布団、剥がしていい?」
「……イヤッゲホゲホ………ですッゲホゲホ」
「………」
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