入院して何日たったのか。




わからないが、とにかく怠い。






昨日も病室に来てない蒼に少し不満な思いを持ちながらも、ベッドの中で唸る。









「季蛍先生ッ」







毎朝様子見してくれる島内さん。







「……大丈夫ですか?」







「……ダメー…」







汗でぐっしょりの額をタオルで拭いてくれる島内さん。







「……蒼先生、忙しいみたいで。」







ニコリと微笑む島内さんを見てると、なんだか気持ちも楽になる。








「……私の患者さんも蒼診てるしね」







「ですね。…忙しいから、あんまり季蛍先生の元、来れてませんけど…いつも心配してますよ。

ナースステーションに顔出して、季蛍大丈夫ー?って言ってます。毎朝来たら。」









「………そうなんだ」