お湯を入れた洗面器と、冷えピタを持って病室に戻る。
「……季蛍」
「…………なんかこの格好でいたら…熱上がった気する」
「冷えピタ持ってきた。……体拭くね」
「うん…」
ガラガラッ
「蒼先生ー、」
「あっ。高島先生」
と、小さく呟く季蛍。
「……ん、おぉ。何?」
「血液検査の結果が…。季蛍の」
「入っていいよ」
「ちょ、蒼……」
と呟く季蛍。
「……高島、窓の方向いて座ってて」
「窓?窓ですか?」
「うん、そう。窓」
「…あぁ、はい」
窓際の椅子に座った高島を見てから、季蛍に羽織らせたタオルを取った。
「高島。俺がいいって言うまで向くなよ、こっち」
「え、なんでですか?」
「季蛍の体拭いてるから。」
「あぁ、なるほど。」


