──次の日、俺が白衣を身にまとって病室に来たのは、朝の5:30。 「……おはよー」 まだ寝てると思って病室に入ったから、ベッドにいないのを見て驚いた。 「…あれ?季蛍……」 電気をつけると、床に足を伸ばして座る季蛍がいた。 「……季蛍ッ」 「………」 「……ハァー。なんで呼ばないの?看護士」 「……」