店内に響く周りの人の声。 ……当然聞こえるはずのない、俺の叫び。 振り返るまで、入り口から呼んだ。 「季蛍ッッ!!!!」 ……。 店内のざわつきが、一瞬にして止んだ。 まるで、時間がとまったかのように。 ただ響くのは、フォークを置く音だけ。 あれまで騒がしかった店内が、一気に…静まった。 そして、窓際に座る季蛍が、勢いよく立ち上がる。 「蒼ッッ!」